第4回獣医臨床問題解決研究会

平成26年9月20日(土)@じゅうろくプラザ
  • 参加人数:11名
  • ショートレクチャー:「情報の批判的吟味」 西飯 直仁 (岐阜大学)
  • 演題1:「猫の呼吸困難」 中谷 直登 (おざき動物病院)
  • 演題2:「犬の下垂体性副腎皮質機能亢進症の生存期間に関する回顧的研究」 永田 矩之 (湯木どうぶつ病院)
  • 演題3:「製薬会社の情報をいかに読むか?」 小島 健太郎 (小島獣医院/あすなろ動物病院)

今回のピックアップ 「猫の呼吸困難」中谷 直登 (おざき動物病院)

【要約】
呼吸困難を示す12歳のネコに遭遇し、胸部エックス線検査、心臓超音波検査および臨床病理学的所見から喘息が疑われた。そのため、抗菌薬およびグルココルチコイドを投薬したものの、臨床症状の改善は認められなかった。腫瘍性疾患の関与を評価するために、胸部CT検査および気管支肺胞洗浄を実施したが、いずれも腫瘍性疾患の関与を示す所見は得られず、検査翌日に死亡した。
研究会では発表者が見落としていたネコの気管支肺胞洗浄に伴う有害事象に関する論文が提示され、診断アプローチの妥当性を中心に議論が展開した。






【提示された論文】


  • Johnson LR, Flexible bronchoscopy and bronchoalveolar lavage in 68 cats (2001-2006). J Vet Intern Med, 2007. PubMed PMID: 17427380 .
ショートレクチャー

ショートレクチャーで使用したスライドの一部を掲載します。参加者には配布いたしますが、本資料の無断転載、複製を固く禁じます。

「情報の批判的吟味」西飯 直仁 (岐阜大学)

 EBMのステップ3である「情報の批判的吟味」、つまり手に入れた論文などの情報がどの程度信頼できるかを検証する必要がある。具体的には、引用文献が都 合の良い解釈がなされていないか元情報を検証し、研究方法がバイアスや交絡の影響を受けていないか確認し、結果を自分なりに論理的に解釈することが重要で ある。



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