第9回獣医臨床問題解決研究会

平成28年4月30日(土)名古屋会議室 名古屋伏見駅前店 第4会議室
  • 参加人数:16名
  • ショートレクチャー:「情報の批判的吟味」 小島 健太郎 (NVC、小島獣医院、あすなろ動物病院)
  • 演題:「副腎皮質機能亢進症と神経症状を呈した症例」 小川 みづほ (湯木どうぶつ病院)
  •     神経疾患症例 古橋 秀成(ふるはし動物病院)

今回のピックアップ 「副腎皮質機能亢進症と神経症状を呈した症例」 小川 みづほ (湯木どうぶつ病院)

【要約】
痙攣発作などの神経症状を呈し、来院したが多飲多尿などの症状およびACTH刺激試験の結果から副腎皮質機能亢進症と診断された症例。下垂体巨大腺腫または腺癌などの可能性が考えられたため、CTおよびMRIなど麻酔下での検査が必要な状況であった。麻酔下での検査に進む前に、高用量デキサメサゾン試験(HDDST)やトリロスタンを用いた治療を実施すべきかが議論のポイントとなった。会場からはトリロスタンによる治療を行い、悪化した症例の経験談や、HDDSTの前に麻酔下での検査に進むのも間違いではない、など様々な意見が交わされた。また、今回の研究会にはアドバイザーとして、岐阜大学の神志那先生にお越しいただいており、神経疾患の専門家からの意見をお聞きしながら本症例に対する対応をディスカッションした。


 

ショートレクチャー

論文を読む際に必要となる、疫学的調査および統計学的手法について実際に論文を用いて、レクチャーを行った。今回のテーマはコホート研究と多変量解析についてで、症例の予後や薬剤の効果を判定するうえで、どのような手法をとるのが理想的かを解説した。

参考文献
Vet J. 2015 Jul;205(1):28-32 Prognostic factors in dogs with protein-losing enteropathy

ショートレクチャーで使用したスライドの一部を掲載します。参加者には配布いたしますが、本資料の無断転載、複製を固く禁じます。



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