症例紹介椎間板ヘルニア

  • 神経
  • 頚部椎間板ヘルニア

「どうぶつ総合内科クリニック」では、多くの飼い主様に病気のことを理解していただくために、来院されたワンちゃん・ネコちゃんの病気をホームページで解説しています。
この記事と似たような病気でお困りの方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

このページでは、犬の「椎間板ヘルニア」の症例を紹介しています。犬の「歩き方がおかしい(フラフラする)」場合や、犬が「歩きたがらない」「抱っこすると鳴く」「キャンと鳴く」などの様子がある場合に疑われる病気のひとつです。

かかりやすい犬種
ミニチュアダックスフンド/高齢の小型犬

椎間板ヘルニアの治療目安

通院

このページの症例では、当院への通院は1回で終了し、その後はかかりつけの動物病院へ

患者さんのご紹介

犬(ヨークシャーテリア)、10歳
来院理由動きたがらない、歩き方がフラフラする、抱き上げたときにキャンと鳴くことがある
  • 軽度
  • 元気:低下
  • 食欲:あり

病歴

当院に来院する1~2ヵ月前より足のふらつきが目立つようになりました。それ以外は食欲もあり元気に過ごしていますが、ふらつきが徐々に悪化してきているとのことで来院されました。

来院時の様子

足は少しふらつく様子があります。

診察所見

ふらつく様子があったため、神経の反応を確認するための検査を行っています。これは跳び直り試験と踏み直り試験という検査です。神経の反応が正常であれば、足を横にずらしたときにリズムよく飛び跳ねたり、足の甲の部分が机にぶつかると足の裏で地面を踏もうとする反応が出ます。しかしながら、このワンちゃんの場合、リズムよく飛び跳ねたり、足の裏を机に乗せるのに時間がかかっています。このため、前足の神経の反応が悪くなっていると推測することが出来ます。

以上のような検査結果に加えレントゲンの検査も行い、骨折や脱臼、腫瘍を疑うような所見がないことを確認しました。これらの検査所見とこれまでの経過からこのワンちゃんでは「首の椎間板ヘルニア」が疑われました。

病気の解説

「椎間板ヘルニア」とは首の骨の間に存在する椎間板物質というものが神経を圧迫して、「椎間板ヘルニア」の診断を行うためにはCT検査やMRI検査が必要になります。CTやMRI検査から症状の原因が椎間板ヘルニアと確定された場合、基本的には手術により治療を行うこととなります。

今回のワンちゃんも、首の「椎間板ヘルニア」が疑わしい状況でしたが、症状は軽度でしたので、安静にして痛み止めを使いながら様子を見ることとしました。椎間板ヘルニアでは安静にすることで自然に改善することも多いですが、症状が悪化していくような場合にはやはり手術が必要になります。

まとめ

抱き上げたときにキャンと鳴いたり、突然足がふらつくようになったという理由で病院に来るワンちゃんは多いです。このような場合、椎間板ヘルニアという病気を考える必要があります。ただし、椎間板ヘルニア以外にも首の腫瘍や脱臼など似たような症状を出す病気があります。このため、まずは経過、神経の反応、犬種、レントゲン検査などを確認して、どの病気が疑わしいのかを考え、必要であればCT検査やMRI検査を行っていきます。ご紹介したワンちゃんと同じような症状でお悩みの場合は、どうぶつ総合内科クリニックにご相談ください。

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